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📊 Excel

成績処理ツール 使い方ガイド

小学校向けテスト成績管理・ABC評価システム

※ 本ガイドの画面画像に表示されている児童の氏名は、すべてダミー(架空の名前)です。

まずはファイルを入手しましょう

seiseki-shori.xlsm をダウンロード

Excel 2016以降 / Microsoft 365 が必要です。マクロを有効にしてお使いください。

1. このソフトについて

「成績処理ソフト」は、小学校の先生がテストの点数を入力するだけで、教科ごとの集計やABC評価を自動で行うExcelマクロ(.xlsm)ツールです。

主な機能

  • テスト得点の登録・蓄積
  • 教科×観点ごとの集計と達成率の計算
  • 複数のABC閾値パターンからの選択と自動評価
  • 追試の管理と最終得点の自動計算
  • テスト間の比較分析(箱ひげ図・散布図・T検定)
  • 評価結果の保存とスナップショット

運用ルール

  • 1ファイル = 1クラス × 1評価期間(1学期、前期など)で運用します
  • 次の評価期間に移る際は、新しいファイルを作成してください
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2. 準備・ファイルを開く

seiseki-shori.xlsm をダウンロード

  1. 上のリンクからファイルをダウンロードし、ダブルクリックしてExcelで開きます
  2. 画面上部に「セキュリティの警告」が表示された場合は、「コンテンツの有効化」をクリックしてマクロを有効にしてください
注意 マクロを有効にしないと、ボタン操作や自動計算が一切動作しません。必ず有効にしてください。

ファイル構成

ファイル名説明
成績処理.xlsmメインファイル(すべてのマクロを含む)
成績処理_追試.xlsm追試用ファイル(追試設定時に自動生成されます)
成績処理_確定.xlsxスナップショット(最終決定時に自動保存されます)
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3. 初期設定(Settingシート)

最初に教科や観点などの基本情報を設定します。画面下部の 「Setting」タブ をクリックしてください。

Settingシートの画面
Settingシート — 教科・観点・カテゴリ・ABC閾値の設定

設定する項目

項目説明
A列教科文字テストキーの先頭文字(自動採番に使用)J, S, M, R, P, E
B列教科名教科の名前国語, 算数, 社会, 理科, 体育, 英語
C列キー最終値自動で更新されます(編集不要)15, 5, 8, ...
D列観点評価の観点知技, 思判表, 主体的
E列学期使用する学期名前後期, 前期, 後期
F列カテゴリテストの分類テスト, 小テスト
H列A/B初期値AとBの境目の達成率(%)90
I列B/C初期値BとCの境目の達成率(%)70
ポイント ABC閾値は複数行に異なるパターンを登録できます。あとでABC評価時に、どのパターンを採用するか選べます。
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4. 児童名簿の登録(名簿シート)

画面下部の 「名簿」タブ をクリックします。

名簿シートの画面
名簿シート — 児童のコード・姓・名・在籍情報を管理

入力手順

  1. 11行目以降に(C列)と(D列)を入力します
  2. 在籍開始日(E列)を入力します(例: 2025/4/1)
  3. 自動採番」ボタンを押すと、コード(B列)が自動で付番されます
  4. F8セルに児童数が自動表示されます — これが正しいことを確認してください

転出した児童

クラスの在籍がなくなった児童は、在籍終了日(F列)にその日付を入力してください。テスト入力時に「在籍」フィルターで非表示にできます。

注意 児童名簿のデータは削除しないでください。過去のテストデータと紐づいています。転出児童は在籍終了日を入力するだけで対応できます。
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5. テストの入力と登録(テスト入力シート)

画面下部の 「テスト入力」タブ をクリックします。

テスト入力シートの画面
テスト入力シート — テスト情報と児童の得点を入力する画面

入力手順

  1. 教科(D4)をプルダウンから選択します
  2. カテゴリ(F4)をプルダウンから選択します(例: テスト、小テスト)
  3. 実施日(J4)を入力します
  4. テスト名(D6)を入力します
  5. 評価観点(8行目)をプルダウンから選択します
  6. 配点(12行目)を入力します(例: 100)
  7. 重み(26行目)を必要に応じて入力します(空欄は1として扱われます)
  8. 31行目以降に児童ごとの得点を入力します
  9. 右上の「登録」ボタンを押して確定します
同時に複数の観点を登録できます D〜H列(最大5列)に、異なる観点のテストデータを一度に入力して登録できます。それぞれの列に観点・配点・得点を入力してください。

「*」の付いた項目は必須です

教科・カテゴリ・実施日・テスト名・評価観点・配点は入力しないと登録時にエラーになります。

在籍フィルター

全員」ボタンを押すと、在籍終了日を過ぎた児童の行が非表示になり、在籍中の児童のみ表示されます。もう一度押すと全員表示に戻ります。

得点調整機能(オプション)

画面右側のチェックボックスで以下の調整が使えます。通常のテストでは使う必要はありません。

チェックボックス機能使いどころ
クリッピング処理得点の上限・下限を制限外れ値を切り詰めたいとき
得点変換平方根変換 または 対数(底2)変換得点分布を正規分布に近づけたいとき
得点範囲調整変換後の得点範囲を指定変換後の点数を特定の範囲に収めたいとき
追試追試ありとして登録追試を予定しているテスト
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6. 登録されたデータの確認(データシート)

画面下部の 「データ」タブ をクリックします。登録したテストデータがすべて蓄積されています。

データシートの画面
データシート — 全テストデータが列ごとに蓄積される(ピンクの列は追試中)

データシートの構造

内容
4行目テストキー(J001, S001, M002 など自動採番)
5行目実施日
6行目教科
7行目カテゴリ
8行目テスト名
9行目評価観点
11行目配点
19〜22行目統計値(平均・中央値・標準偏差・変動係数)
23行目〜児童ごとの得点
オレンジ色の列 追試中のテストはヘッダーがオレンジ色、得点セルが薄いオレンジ色で表示されます。得点欄に「N」と表示されているのは、追試の最終得点がまだ反映されていない状態です。

表示の切り替え

左上の「得点調整行」「統計行」ボタンで、得点調整行(12〜16行)や統計行(19〜22行)の表示/非表示を切り替えられます。

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7. 得点の修正

データシートの得点セル(23行目以降)をダブルクリックすると、得点修正フォームが表示されます。

得点修正フォーム
得点修正フォーム — 教科・観点・テスト名・児童名・配点を確認しながら修正

操作方法

  1. データシートで修正したい得点セルをダブルクリックします
  2. フォームに現在の得点が表示されます
  3. 「新しい得点」欄に正しい点数を入力します
  4. 「更新」ボタンを押して反映します

免除の設定

「免除」ボタンを押すと、その児童の得点が「-」(ハイフン)になります。免除にされた得点は、達成率の計算から除外されます。

ポイント データシートのセルは保護されているため、直接入力はできません。必ずダブルクリックでフォームを開いて修正してください。
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8. テスト情報の編集・削除

データシートのヘッダー行(4〜22行)をダブルクリックすると、テスト情報の編集フォームが表示されます。

テスト情報編集フォーム
テスト情報編集フォーム — テスト名・カテゴリ・観点・配点・日付の修正、追試設定、削除が可能

編集できる項目

  • カテゴリ
  • テスト名
  • 観点
  • 詳細
  • 配点
  • 実施日(年・月・日)

変更したら「更新」ボタンを押してください。

テストの削除

赤い「削除」ボタンを押すと、そのテストのデータが完全に削除されます。この操作は元に戻せません。

後から追試を設定する

テスト登録時に追試を設定し忘れた場合、このフォームの「追試を設定」ボタンから後から追試シートを作成できます。

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10. 教科別の集計(Subjectシート)

画面下部の 「Subject」タブ をクリックします。教科と観点でテストデータを集計し、達成率を計算します。

Subjectシートの画面
Subjectシート — 教科別の集計・重み管理・ABC評価を行う中心的な画面

使い方

  1. 教科名(B2セル)を入力・選択します
  2. 観点のチェックボックス(3行目)で集計したい観点を選びます
  3. 「追加」ボタンを押すと、データシートから該当するテストが集計されます

集計結果の見かた

テストデータの右側に以下の集計列が自動で作られます。

内容
重みなし合計 / 配点重みを考慮しない単純な合計と満点
加重合計 / 加重配点重みを考慮した合計と満点
重みなし達成率重みなしの達成率(%)
加重達成率重みありの達成率(%)

重み正規化

配点の異なるテスト(50点満点と100点満点など)を同じ重要度として扱いたい場合、「重み正規化」ボタンを押します。基準配点(100点)に対する比率で重みが自動調整されます。

消去

「消去」ボタンを押すと、Subjectシートの集計データがクリアされます。データシートのデータは消えません。

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11. ABC評価

Subjectシートでテストを集計した後、ABC評価を行います。

手順

  1. Subjectシートの「評価開始」ボタンを押します
  2. Settingシートで設定した閾値パターンが (候補)として7行目に表示されます
  3. 採用したいパターンの ダブルクリックすると (採用)に変わります
  4. 各児童の達成率に基づいてABC評価が自動計算されます
  5. A計・B計・C計で人数分布を確認します
  6. 結果がよければ 「最終決定」をダブルクリック します
最終決定すると…
  • Resultシートに達成率とABC評価が転記されます
  • スナップショットファイル(ファイル名_確定.xlsx)にSubjectシートの状態が保存されます

ABC閾値の切り替え

●と★は何度でも切り替えられます。別のパターンの●をダブルクリックすると、今の★が●に戻り、新しい方が★になります。納得いくまで比較してから最終決定してください。

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12. 評価結果の一覧(Resultシート)

画面下部の 「Result」タブ をクリックします。全教科・全観点のABC評価結果がまとめて表示されます。

Resultシートの画面
Resultシート — 全教科×全観点の達成率とABC評価が一覧表示

見かた

内容
8行目教科名
9行目観点名
10行目ラベル(達成率 / ABC)
11行目〜児童ごとの達成率とABC評価

列見出しはファイルを開いた時にSettingシートから自動生成されます。ABC評価の最終決定を行うたびに、該当の列に結果が書き込まれていきます。

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13. 追試機能

テストの追試を管理し、最終得点を自動計算できます。

追試の流れ

  1. テスト登録時に「追試」チェックを入れる、または登録後にテスト編集フォームから「追試を設定」を押す
  2. 別ファイル(成績処理_追試.xlsm)に追試シートが自動作成される
  3. 追試シートで追試の得点を入力する
  4. 算出方法を設定して最終得点を計算する
  5. 「追試完了」で最終得点が本体ファイルに反映される

追試管理メニュー

追試ファイル内の 「MENU」シート に、追試中のテスト一覧が表示されます。行をダブルクリックすると該当の追試シートに移動します。

追試管理メニュー
追試管理メニュー — 追試中のテスト一覧。行をダブルクリックで追試シートへ移動

追試シート

追試シートの画面
追試シート — 本試の得点と追試1の得点を入力し、最終得点を計算

追試シートのボタン

ボタン機能
最終得点計算算出方法に基づいて最終得点を計算
追試回追加追試2、追試3…の列を追加
追試完了最終得点を本体ファイルのデータシートに反映

算出方法の設定

算出方法」ボタンを押すと、計算方法の選択フォームが表示されます。

追試計算方法設定フォーム
追試計算方法設定 — 6種類の算出方法から選択
方法説明
合格点本試で合格→本試得点、追試で合格→合格点、それ以外→最高点
最大値全回の中で最も高い点数を採用
平均値全回の平均点を採用
中央値全回の中央値を採用
内分点α×最高点+(1-α)×本試得点(αの値を入力)
本試のみ追試結果を無視して本試の得点をそのまま使用
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14. テスト比較分析(比較分析シート)

2つのテストグループを比較し、箱ひげ図・散布図・T検定で分析できます。

比較分析フォーム
比較分析フォーム — 教科を選び、テストを2グループに振り分ける

使い方

  1. 比較分析シートの「テスト選択」ボタンを押すと、比較分析フォームが開きます
  2. 教科をプルダウンから選択します
  3. 左のテスト一覧から比較したいテストを選び、▶ボタンでテスト1またはテスト2に追加します(各グループ最大3つ)
  4. 「決定」ボタンを押すと、比較分析シートにデータが転記されます
比較分析シートの結果
比較分析シート — 統計値・箱ひげ図・散布図・T検定が自動表示

分析結果の見かた

項目説明
中央値・平均点・標準偏差・変動係数・最高点各グループの基本統計量
箱ひげ図得点分布の視覚的な比較
散布図2グループの得点の相関を視覚化
T検定2グループの平均に統計的に有意な差があるかを判定(p値)
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15. 入力ルール・注意事項

得点の入力ルール

入力値意味
数値(0 〜 配点)通常の得点
-(ハイフン)免除(評価対象外)。達成率の計算から除外されます
空欄未入力。MENUシートの未入力検索で検出されます

注意事項

重要
  • シートやセルは保護されています。得点の修正はダブルクリックで表示されるフォームから行ってください
  • データシートを直接編集しないでください
  • ボタンやコントロールを右クリックで削除しないでください
  • 1ファイル=1クラス×1評価期間です。次の学期は新しいファイルを作成してください
  • 縄跳び等の上限がないデータは、最大値または目標値を配点として入力してください

困ったときは

症状対処法
ボタンが動かないマクロが有効になっているか確認してください
セルに入力できないシートが保護されています。ダブルクリックでフォームを使ってください
登録ボタンでエラーが出る「*」のついた必須項目がすべて入力されているか確認してください
児童数が合わない名簿シートのF8セルの値を確認してください
追試ファイルが見つからないメインファイルと同じフォルダに自動生成されます
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seiseki-shori.xlsm をダウンロード

Excel 2016以降 / Microsoft 365 が必要です。マクロを有効にしてお使いください。